kanda gaigo

通訳ガイドとは

May 14, 2019

 

ツアーガイドと通訳ガイドの違い:

観光客をご案内する仕事に従事している人たちは一般にツアーガイド(tour guides)と呼ばれます。観光案内カウンターでご案内する人も、現地にて実際に観光客に付き添ってご案内する人もツアーガイド、また、ご案内するお客様が日本人であっても外国人であってもツアーガイドです。

 

ところが外国のお客様で日本語が通じない場合、日本語でのご案内はできません。そこで外国語でご案内をするツアーガイドが必要となってきます。外国語で観光案内をご提供する人たちが通訳ガイド(interpreter-guides)と呼ばれる人たちです。

 

さて、例えば英会話が得意な方、帰国子女の方、英語がペラペラだからといって、英語ですぐに日本の案内ができるでしょうか。

 

明治神宮ってなに? 天皇ってなに? そばとうどんとラーメンって何が違うの? 富士山ってどうして世界遺産になったの? 忍者にどこで会える? あの建物は何? アイドルって何? トイレが何か喋った! 新幹線で札幌に行ける? 地震に遭ったらどうしよう! 

などなど、日本語のわからない訪日観光客たちは未知の世界に来て期待と不安でいっぱいです。そしてツアー中、頼れるのは言葉の通じる通訳ガイドだけなんです。

 

通訳ガイドの責任:

① たとえ外国語が流暢に話せても、話す内容、知識がなければ通訳ガイドは出来ません。もしも苦し紛れにいい加減なことを教えてしまえば、その間違った知識が世界に広まってしまう恐れがあります。(知識の引き出しを増やそう!)

② たとえ正しい内容、豊富な知識があったとしても、それを正しく伝える語学力がなければお客様は満足してくれません。自分の意図する内容と異なって伝わってしまう危険性もあります。(語学力を強化しよう!)

③ どんなに知識と語学力があったとしても、知識の押し売りは喜ばれません。常にお客様の目線で、お客様の立場に立って思いやりをもって接したいものです。(おもてなしの心を持とう!)

④ ツアー中、お客様を危険から守るのは通訳ガイドの役目です。常に緊急時安全対策を心がけておきたいものです。(危機管理対策を忘れずに!)

⑤ 決められたコースを決められた時間内に終了するよう、時間管理はとても重要です。お預かりしたお客様の大切な時間を無駄にしないよう心がけましょう。(時間管理に注意しよう!)

⑥ どのようなお客様だったとしても、最後には満足して喜んでいただけるよう、常に研究し工夫を怠らないことが大切です。(好奇心を持って努力しよう!)

 

 

海外添乗員と国内通訳ガイド違い:

アウトバウンドビジネスとして、たとえば海外添乗員は色々な外国に行けていいですよね。でもお客様は日本人ですので使用する言葉は日本語が中心となります。

国内通訳ガイドはインバウンドビジネスになりますが、国内に居ながら色々な国からのお客様に外国語で直接ご案内をします。外国からのお客様の日本に対する印象の良し悪しは、かなりの部分、最初に出会った言葉の通じる通訳ガイドにかかってきます。そして、世界のお客様から頼られ信頼される通訳ガイドは仕事の関係を越えて長いお付き合いとなることもあるのです。

 

通訳ガイドになるには:

東京オリンピック開催に向けて訪日観光客数はうなぎのぼり。昨年2017年は年間2870万人が日本を訪れています。ここ数年間の伸び率などは、日本政府観光局JNTOの統計をご覧ください。https://www.jnto.go.jp/jpn/statistics/since2003_tourists.pdf

 

通訳ガイドになるチャンスは高まっていますが、通訳ガイドの中にもいくつかの種類があります。

 

1.ボランティア通訳ガイド:報酬を得ないで行う通訳ガイド。オリンピックに向けて政府は多くのボランティアガイドを募集しています。また全国にグッドウィルガイド(善意通訳)の団体もあります。https://www.jnto.go.jp/jpn/projects/visitor_support/goodwill_guides.html

 

2.全国通訳案内士(National Interpreter-guide) :語学では唯一の国家試験である通訳案内士試験に合格し、お住まいの都道府県知事に登録している有資格通訳ガイド。2017年まではこの資格がないと報酬を得てのガイドはできませんでした。*法改正があり2018年1月4日からはこの資格がなくとも報酬を得て通訳ガイドができるようになりました。https://www.jnto.go.jp/jpn/projects/visitor_support/interpreter_guide_exams/guideline30.pdf

 

3.地域通訳案内士特定の地域において、その固有の歴史・地理・文化等の現地情報に精通し、各自治体が行う研修受講を通じて「地域通訳案内士」として登録を受けた有資格通訳ガイド。http://www.mlit.go.jp/common/001216381.pdf

東京都では観光タクシーのドライバーに地域通訳案内士が認めらえれているようです。

http://www.sangyo-rodo.metro.tokyo.jp/sinsei/tourism/tsuyaku/tokurei/

 

4.その他の通訳ガイド:資格を有せずに報酬を得て案内業務を行う通訳ガイド。

*全国通訳案内士の資格を取るのは難しく、合格するのに何年もかかる方が大勢いらっしゃいます。皆さんのように語学が得意で国際観光学を学んでいらっしゃる方の中でもし全国通訳案内士にご興味のある方は、是非今から受験の準備をなさってくださいね。
 

 

 

 

 

 

 

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